田んぼ ~籾摺り機を自作してみる。

田んぼの稲刈りをすべて手刈りで終了させて、ハザ掛けで干しています。ただ、お店のことやその他もろもろいろいろ忙しくて、なかなか脱穀ができていません。。

脱穀は脱穀機を自作しようと考えていましたが、結局友達に足踏み脱穀機を借りてやることにしました。

そのあとの籾摺りは自作の籾摺り機でやります。というわけで現在、籾摺り機の試作を作っています。籾摺り機なんて自分で作れるの?と思われるかもしれませんが、以前千葉県の鴨川市に住んでいた頃、ログハウスを作ったり一緒にいろいろと活動していた田舎暮らし研究家hideさんが自作で籾摺り機を作り、それをDIY雑誌「ドゥーパ」に応募したところ賞を取ったという優れもので、自分でも作れることを知っていたので今回自作で籾摺り機を作ってみようと思いたったのでした。参考にさせてもらったのがこちらのブログ記事。

昨年冬に倒した杉を、丸太に伐りだしてきました。それを半分にカット。

皮剥きはスクレーパーがあると便利です。

グラインダーにヤスリをつけて表面を軽く磨きます。とりあえずの試作品なので、そこまでキレイにしません。

溝を彫る線を鉛筆で書きます。

ほんとは溝を彫刻刀などで彫るようですが、どの程度の籾摺りができるのか試してみたくてウズウズしてきて、溝を彫る作業もカット(笑)。

上の丸太と下の丸太の真ん中に穴を開けます。

上の丸太と下の丸太の真ん中に穴を開けたら、中心軸にするために、そこに枝などで一本の棒をかまします。

次に籾つきのお米を投入するための穴を上の丸太に開けます。中心から少しずらした辺りですかね。インパクトドライバーのドリルビットの長さが足りなくて貫通できなかったので、振動ドリルのドリルビットに切り替えてやりましたが、これがコンクリート用ドリルだったので、木には使えず、、結局インパクトドライバーで上と下両方から穴を開け貫通させました。

貫通させたら上の丸太の底面側にお米が落ちてくる部分の加工をします。丸太を回転させた時にスムーズにお米が上から流れて回っていくように溝を彫ります。わが家にはミニグラインダーという道具があったので、先っぽに小さいヤスリをつけて、それで滑らかな溝を彫りました。

最後に上の丸太の上面に手で握って回すための取手を枝で作ります。

こんなふうにひとまず完成しました。ほんとは、上から籾を投入する時にたくさん投入できるように、上に貯めておくため溝をもっと広くしないといけないのですが、ひとまずこれで実験。

実際に籾摺りをしてみました。結構できてます~。お米の粒が潰れず籾と玄米に分かれています。

そのあとの籾殻と玄米を分離させるための唐箕を、ダンボールと扇風機で実験。

こちらも、そこそこできていますね。

籾摺り機ですが、回した時に上の丸太と下の丸太の隙間から、籾摺りされたお米がスムーズに出ていかないのと(やはり溝を彫る必要あり?)、下の丸太が軽いのか回してる時にグラグラ動いてしまうなど、自分なりに気づいた点がいくつかあり、それらを改良して本番の籾摺り作業に向けてこれから第2号を作ります~。