わが家の敷地の大地の再生をやってみる。―大地の再生とは?地球再生のために個々人ができること。

さて、ブログタイトルにあります「大地の再生」という言葉。これは以前から個人的にとても興味があり、でも理解がいまいちできてなくて、実行に移す段階にまでは行ってなかったことなのです。分かりやすく一言で説明すると「大地の再生」とは、土中の中にある詰まりを取って土の中を流れる水と空気を本来の流れに戻してあげることだと理解しています。

そのことを知った最初のきっかけは、千葉県のほうで高田造園設計事務所をされている高田宏臣さんの存在を知り、高田さんの書かれているブログを読んだのが1年半ほど前でしょうか。(こちら→http://www.zoukinoniwa.biz/blog/
とても興味深い内容で過去記事のだいぶ昔のほうまで遡り読ませてもらったのですが、その時はこういう素晴らしいことができるんだなと頭で理解しただけで終わっていました。そしてここ最近半月ほど前に、なんとなくYou tubeのほうで高田宏臣と検索させてもらい、するといくつかのセミナー動画が出てきて、その動画を興味深く観させてもらったところ、なるほど~そういうことか!と原理や仕組みのようなものが頭で理解でき、眠っていた大地の再生魂に最近また火がついたのです、笑。

アスファルトやコンクリートで大地を締め固め蓋をしてしまう現代建築や土木のやり方が、そもそもの自然環境や大地の土中環境を壊してしまっている。その結果、近年多発している台風や地震による土砂災害をさらに拡大させてしまっていることがよくわかりました。

<You tube動画>
環境ために私たちにできること|高田宏臣さん(NSPフォーラム2018 健康立国を実現するために私たちができること)

【NJSオンラインセミナー】高田宏臣氏「環境再生」第1講座

※そのほかにもとても勉強になる動画がいくつかあります。

それでさらにいろいろ調べていくと、もう一人「大地の再生」で有名な矢野智徳さんという方がおられるのがわかりました。

呼吸をしている限りは、まだ間に合う。大地の再生」第十九回ゲスト 矢野 智徳さん.

大地の再生 – 矢野智徳さんの「大地の再生講座」 – 自然栽培

雑誌「現代農業」に、大地の再生が連載記事として最近取り扱われているようです。一般的な認知度がこれからますます上がっていくとうれしいですね。
イラストレーターで著作家の大内正伸さんのブログに、めちゃめちゃ詳しく書かれてあります↓


「大地の再生」テーマに『現代農業』新連載開始!


もともと大地の再生という言葉は、こちらの矢野さんが「一般社団法人大地の再生 結の杜づくり」という組織をつくられて使われている言葉だと思います。高田さんと矢野さん、お二人とも造園というアプローチから入り、現代の大地自然環境がおかしいことに気づき、現代土木のやり方ではない、はるか昔からの自然の声を聴き活かし生かされ共生してきた日本人の智慧、手法に基づいて環境再生活動をされています。高田さんのブログを読むと、環境再生の道の途中で同じ志を持つ矢野さんの存在を知り、自社のセミナー講師として矢野さんを招かれたりして、親交があるようです。

というわけで大地の再生魂に火がついている現在の自分(笑)、何ができるのか考えた時に、まずは自分が住んでいる家、家の敷地の大地の再生だということで、You tube動画やブログを読んで勉強した知識をもとに先日からやりはじめました。

まずは、わが家の地形を読み、土中の水脈の流れを考えます。図を見ると、わが家は扇型の低い山に囲まれた地形で、山の高みから低みに向かって流れてくる水の流れは、素人でもとても分かりやすいものでした。池や井戸のある場所が水が一番集まる場所だというのは明らかです。風水でいう気や水があつまる龍穴という場所ではないでしょうか。わが家の敷地ではここが最重要ポイントだと考え、この場所を整備します。現在はコンクリートに覆われて下の土が固くなっていて(いわゆるグライ化)、雨水が土中にしみこまず、山から表面や土中を流れてきた水もここの場所で流れがせき止めれていると考えました。

コンクリートをハンマーでたたいて壊し、穴を掘っていくところから始めます。

敷地外にある元ため池だと思われる場所は、今は水はなく、そこに生えている木も枯れていて、建物回りに覆われているコンクリート下の土中環境が悪いのが原因ではないかと。

今後も勉強と実践を続け現在のわが家の環境がどのように変わっていくのか、楽しみです!